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私はなぜ審査に落ちたの!?否決した理由あれこれ

クレジットカードの審査ってどんなことをしているの?審査の概要&基礎知識のページにて、どのような審査が行われているかの基本について知ることができたと思います。

でも、実際に落ちてしまった人にとって最も気になるのは、より具体的に、「いったい自分は何が原因で審査に落ちてしまったの!?」ということではないでしょうか。

理由に関しては一概に言うことはできないのですが、本ページでは可能性として考えられる理由を多数、ご紹介してみたいと思います。

前提:審査は総合的な判断

まず最初に前提として明確にしておきたいのですが、先ほどのとおり、落ちた理由を厳密に知ることはできないということをご承知置きください。

クレジットカードの審査は、様々な観点から審査を行います。その上で、総合的な判断の上にはじき出されたものが、私たちが唯一明確に知ることができる審査結果です。

「○○だから落ちた。」

という単純かつ明確な理由であるケースも、無いことはありません。ですが、実際はそんなに単純な話ではないことがほとんど。100%正確な理由は、クレジット会社のみぞ知ることなんですね。

クレジットカード会社は否決の理由を教えてくれない

だからといって「なんで審査に落ちたのか?」とクレジットカード会社に電話をしてみても、ほぼ絶対と行って良いほど教えてくれません。理由を率直に伝えてしまうとトラブルになるからです。私たち店頭のスタッフも、そのように教育されています。

否決理由はログとして残っているとは想定されますが、オペレーターも例え理由が端末上に表示されていても絶対に言わないよう教育されています。そもそもセキュリティが高い会社なら、権限により末端オペレーターには見えなくしている可能性もありますね。

極々まれにほのめかしてくれるケースもあるようですが、成功率や労力を考えると、問いただすのはやめた方がいいと思います。

私たちにできることは、予想して対策すること!

そうは言っても、自分で否決の理由を考えることに意味が無いわけではありません。本ページでこれから挙げる理由一覧をチェックしていただき、「これとこれが理由っぽいかな」という予想をすることはできます。そして、その予想を元に、対策を立てることも(大抵は)できます。

すでに出た結果は変えられませんが、それを次回に活かすことが、生産的ですよね。ぜひ、自分はこれに当てはまったのではないかな、などと想像していただき、次回申し込みの際に活かしていただければ幸いです。

信用情報に延滞がある

これは、クレジットカード審査落ちの、最もよくある理由の内の一つ。より具体的には、これまで利用してきたクレジット契約で延滞をしたことがあり、その事実が個人信用情報機関に登録されてしまっている状態です。

個人信用情報機関には、「入金状況」=きちんと支払ったかどうかが登録されるようになっています。 例として、下記の画像は平成28年の4月に信用情報を開示した際の入金状況です。

スペースの都合上、10ヶ月分で切れていますが、実際は右に24ヶ月分並んでいます。この例では、遅延無く入金が行われた証である「$マーク」が並んでいますね。

この例はさておき改めて書くと、現在契約中のクレジット契約の場合は過去2年(24ヶ月)分。契約終了のクレジット契約の場合は、解約時点の過去2年分の情報が、解約から5年間掲載されるのです。

クレジットカード会社は、申込を受けるとこれらを始めとする申込者の信用情報をチェックします。そのため、該当期間中に延滞が発生していると、新規申込みのクレジットカード会社にバレバレになります。

クレジットカードとは、ご存じの通り信用で立て替え払いをする仕組み。したがって、延滞情報がある場合は、その延滞が大きくなればなるほど、信用を得られない=審査が厳しくなります。他社で延滞の経験がある人は「うちのカードも延滞されるだろう」と考えるのは当然ですよね。

わかりやすい延滞情報は主に2つ

延滞した情報というのは、入金状況に、「Aマーク」がついていること。Aマークは、期日までに支払がされなかったことを意味します。これが2〜3個付いていると、かなり厳しいです。5〜6個付いていると致命的。

さらに最悪なのは「異動」という情報。これは、通常3ヶ月以上の大きな延滞を意味し、こうなってくると99%近い割合で否決します(それでもまれに通ることはあります)。

本件が気になる人は、ご自身の信用情報を開示してみましょう。開示すれば、どのように登録されているかは一目瞭然です。

なお、万一延滞情報がある場合、それが事実である場合は消すことができません。情報が掲載される期間は決まっていますので、消えるまで待つことが正攻法になります。

本人が意図しない延滞がある場合も

最近では、意図せず延滞があり、ブラックリスト状態になっているケースもあります。

例えば、携帯電話の割賦の延滞。携帯割賦は個別のクレジット契約です。これが延滞すると、クレジットカードも通らなくなります。

また怖いのが、家族などの身内が勝手にクレジットカードを作っていて、勝手に借り入れしていた……というようなケースもあります。こういったものを確実に知るためには、信用情報を開示してみるのが一番です。

信用情報が真っ白

個人信用情報機関には、現在有効なクレジット契約および、すでに解約した契約も5年間は登録が残ります。これらのクレジット契約が、一切登録されていない場合は、信用情報が真っ白な状態となります。

延滞情報が無いから良いじゃ無いか、と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。この信用情報が真っ白の場合も、別の観点から問題になることがあります。

というのは、一般的にはクレジット契約が無いという人は、次の2つのどちらかの可能性が考えられるからです。

  1. これまで一切クレジット契約をしたことが無い。
  2. 過去にクレジットで大きな延滞をした人=ブラックリスト状態だった人が、その延滞状態が消えた状態。

クレジットカード会社が特に危険視するのは後者である[2]の方。しかしこれは、信用情報を見ただけで判別することができません。

年齢が上がるほどにネックとなる

申込者が20代前半くらいであれば、客観的に見て[1][である可能性も十分あるため、まだ問題は少ないと思います。クレジットカードの契約は高校生を除く18歳以降からですので、20代前半までクレジット契約が無くても不自然ではないからです。

申込者が20代後半以降であれば、[2]が疑われるようになります。30代、40代と年齢が上がってくると、より[2]の可能性を疑うのは至極当然。つまり、「過去にクレジットで問題があったのでは」と見られ、より審査が厳しくなるのです。

世の中にはクレジットカード嫌いの人もいて、30代、40代でもクレジット契約をしたことがない方もいます。30代、40代の方で[1]があてはまることも当然あるのですが、先ほどのとおり信用情報を見ただけで判別ができず、なかなかクレジットカードが作れないという状態になります。

とは言え、具体的にネガティブな情報があるわけでは無いので、絶対作れないわけではありません。こういった状況の方は、何社かチャレンジするのが良いでしょう。または、携帯電話の割賦などで修行をするのも良いですね。

信用情報が他の人と間違えられた

こちらは可能性としては非常に低いですが、ごくまれに該当します。クレジットカード会社が個人信用情報機関から信用情報を引き出す際、名前や生年月日などをキーとして検索するのですが、その際、同姓同名・生年月日も同じ人がいた場合に間違えられてしまうことがあるのです。

繰り返しますが、本当にごくまれですので、通常は気にする必要はありません。万一、あまりにも理不尽に否決が続く場合には、本項目を思い出してみてください。

その他信用情報に問題が見られる

短期解約が多発している

個人信用情報に、1年未満程度の短期解約が多発していると、入会の特典狙いで、初年度年会費無料期間中に解約していると取られます。ひいては、自社のカードも同様にされるのかなと思われてしまい審査が厳しくなるのです。

また、1年もいかないような超短期解約が頻発している場合は、さらにたちが悪いです。明確な特典狙いと判断されても不思議ではないでしょう。

最近では入会特典として実質1万円くらいのポイントやギフト件などの還元がある場合もめずらしくなくなってきました。しかし、これは善意で行っているわけではなく、あくまで会員を集めるため=将来元をとるために行っている事業上の投資です。すぐに解約されると想定される人を可決させてしまうと、投資した分の元が取れないため、厳しく対応せざるを得ないのです。

延滞が無くても天井張り付き

個人現在手持ちのクレジット契約の残債は、個人信用情報機関に登録されています。もしも手持ちのカードのショッピング枠やキャッシング枠まで、不自然にMAXまで使用していると、要注意として取られます。

普通に使っている分には大丈夫ですが、自転車操業状態になっている方や、キャッシング枠では足りずにショッピング枠を現金化(※規約違反)しているような方は注意です。

カードを持ちすぎ

あまりにもクレジットカードの契約が多すぎる(例えば数十枚)など、不自然な場合は敬遠される場合があります。とは言え、20枚・30枚と契約しているからといって、絶対に通らないわけではありません。

多少枠を抑えられて発行される場合もあります。

高齢である

クレジットカードは、60代くらいから、年齢が上がるほどに作りづらくなってきます。理由としては、収入が年金に移行してくる=収入が一般的には下がることが多いということと、生涯価値が下がってくるからです。70代だとだいぶ厳しくなり、80代だと難しいでしょう。

高齢の方等、さらに詳しく知りたい方は下記ページもご覧ください。

多重申し込み

こちらも審査落ちの理由として非常に多い項目の一つです。多重申し込みとは、短期間(1ヶ月〜最長で半年)にクレジット類をたくさん申し込んでいる状態のことです。ここで言うクレジット類というのは、クレジットカードだけではなく、消費者金融、ショッピングクレジット、自動車ローン、スマホの割賦などの申し込みも当てはまります。

さらにその申し込み総数は、同一の会社への申し込みに限ったものではありません。全クレジット会社に申し込んだ総数とお考えください。

実はクレジット類を申し込みすると、申し込みを受けた会社は、個人信用情報機関を参照するのですが、その際に「申し込みをした事実」が登録されます。申し込みをした事実は、6ヶ月間掲載されます。つまり、ここを見れば、半年間の総申し込みの件数は簡単にクレジット会社にわかってしまうんですね。

多重申し込みがいけない理由

なぜ多重申し込みがいけないかというと、いろいろなところにたくさん申し込む=金銭的に困っていたり、不自然な申し込みという印象を与えてしまったりするからです。

たとえば、いろいろなところに借金を申し込みまくっている人が、あなたにも借金を申し込みに来たら、ちょっと警戒してしまいますよね。それと同じ現象になるわけです。

なお、具体的に○件以上の申し込みが、イコール多重申し込みになるというわけではありません。一般的には、3〜4件目以降から影響が出てくると言われています。短期間に申込件数が多ければ多いほど、審査にネックになってきます。

多重申込について、さらに詳しく知りたい方は下記ページをご覧ください。

虚偽の申告を疑われた

基本的には、ほとんどありません。が、申込書に嘘ばかり書いている人は、要注意です。

例えば無担保借り入れ額。自分で申込書に入力する欄があると思います。これを明らかに違う数値(例えば過小)にする等があてはまります。無担保借り入れの総件数&総額は、簡単にばれてしまいますので、あまりに違う数値を記入すると、審査担当者の心象が悪くなります。

後は、お勤め形態をごまかしたり等。例えばアルバイトなのを正社員と偽ったりしたのが、在籍確認の際「正社員の○○さんいますか?」「アルバイトの○○ならいますけど?」でばれるなどです。

小さな嘘=必ずしもNGではない

なお、小さな嘘があっても、それだけで虚偽=NGということではありません。借り入れをちょっとごまかすくらいでしたら、それだけで否決になるほどでは無いことがほとんどと考えられます。

ただ、明らかに悪意があると判断される場合。また、虚偽っぽいことが複数重なって発覚してしまうと、合否にまで影響を与えてしまうことがあります。基本的に、申込時に嘘は厳禁です。ありのままの情報で申込をするようにしましょう。

在籍確認がとれなかった

クレジットカードを作る際、在籍確認というものがあります。必ずかかってくるわけではないのですが、会社によっては「必須」にしている場合あります。そういったケースにおいては、何らかの原因で在籍確認がとれないと、当然クレジットカードも発行されません。

現在は個人情報保護のため、在籍確認を取り次がないような職場も増えているようです。「規定によりお取り次ぎできません」であれば、まだ可愛いもの。「そんな人いません」という対応を取られてしまっては、厳しくなります。

対策としては、申込時に記入する電話番号は、自分が出やすい番号にすること。そして、(現実には難しい場合がありますが)クレジットカード会社から自分宛にかかってくる可能性があることを、可能であれば周囲に伝えておけるとベストでしょう。

もし在籍確認がとれなくても、そこで即座に否決とはならずに、携帯に在籍確認がとれない旨連絡してくれる場合もあります。在籍証明書などの提示で在籍確認の代わりとしてくれる場合もあるようなので、電話を受けることが厳しい場合はクレジットカード会社に相談してみると良いでしょう。

属性のスコアリングの総合値が足りない

特別属性に問題がある点はないけれど、全体的なスコアリングの総合値が足りない場合、そこで足きりされる場合があります。

例えば勤続年数や居住年数が足りない、年収が足りない、等などで総合的な点数が下がることにより、否決されてしまう場合です。

それぞれ、居住年数や年収を増やす、契約社員なら正社員になる、などして全体的な点数が上がるようにすると、より通りやすくなるでしょう。

なお、スコアリングの付け方は各社それぞれ違いますので、他のクレジットカード会社にチャレンジするのもありでしょうね。

属性に致命的な点がある

申込者の属性の中で、致命的な点がある場合、その他に問題が無くても即座に否決判定がでる場合もあります。

例えば、職業を無職で年収0万円としたら、他の内容がどうであれ即座に否決になるクレジット会社もあるでしょう。家事手伝いでの年収0も、無職と見られるので同様です。

その他、社会的に認知されない職業の場合厳しくなります。例えばパチンコで生活している場合。そもそも税金を支払っていないとは思いますが、もしも真っ当に所得を申告し、自営業として税金を納めていたとしても厳しいでしょう。

職業以外でも、例えば電話を持っていないケース。クレジットカード会社から電話連絡を取ることができないため、基本的に可決することはありません。

過去にトラブル・迷惑があった会社(社内ブラック)

過去に大きな延滞や強制解約があったクレジットカード会社のカードは、通常社内ブラックと呼ばれる状態になっており、審査に通りません。現在では、大手クレジット会社の合併が相次いでいますので、気をつけたいところです。

有名どころでは、ニコス・DC・UFJカードは、現在では三菱UFJニコスになっています。合併前のいずれかの会社で延滞をしていた場合、三菱UFJニコスは通りづらいことになります。

なお、社内ブラックまではいかずとも、過去に一度でも延滞=迷惑をかけた会社は、その分審査に影響します。欲しかったとしても、申込対象の優先順位からは、下げておいた方が良いですね。

まとめ:改めて、審査は総合的な判断です!

いかがでしたでしょうか。様々な否決に絡む要因があり、「こんなにあるのか!」と驚かれたかもしれません。最初に述べたとおり、これらは可能性をできるだけ挙げたものであり、どれがあてはまっているのかは想像してみる他ありません。

また、どれも絶対あてはまっていない!と断言できる場合でも、なぜか否決する場合があるのがクレジットカードの審査です。逆に言えば、致命的な延滞の情報である「異動」が付いていても通ることもあるくらいですから、審査とは面白いものです。

相性もある!延滞が無く申込件数が少なければ他社にもチャレンジを

クレジットカードの審査は、会社それぞれ違います。A社がNGでも、B社はOKという例ことは枚挙にいとまがありません。

もしもあなたが、以下の条件、

にあてはまるのでしたら、他の会社に申し込んでみましょう。捨てる神あれば拾う神もあります。

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