クレジットカードとデビットカードはどう違うの!?

最近、テレビでデビットカードのCMをやっていることをよく耳にします。三菱UFJ銀行やJCBといった大手も参入し、確実に流行ってきているようですね。

でも、クレジットカードとデビットカードはどう違うの!?どちらもVISAやMastercardが付いていることもあるし、どう選べばいいの?……という声も多くありそうです。現に、周りの(カード通で無い)知人に「違いって知ってる?」と訪ねたら、ぼんやりとしか知らないという人も多いようでした。

そこで本ページでは、クレジットカードデビットカードの違いを解説します。どちらが自分には向いているかのチェック用として、参考にしてみてください。

主な違い

まずは具体的に、クレジットカードと比較して、デビットカードが違う点を挙げてみたいと思います。

支払い方法-デビットは即時払い!

これが、クレジットカードとデビットカードで、最も大きく異なる点と言えるでしょう。クレジットカードは信用を担保に後払いができるのに対して、デビットカードは信用も担保も不要の、即時払いです。つまり、使ったとほぼ同時に、指定の金融機関から利用金額が引き落ちるのです。当然、リボ払い・分割払い・ボーナス払い等は出来ません。即時引き落としの1回払いオンリーと、明確です。

クレジットカードは、管理ができない人は使いすぎてしまい、引き落としの時に大変なことになる危険があります。デビットカードでは、口座の残高以上には基本的に使えないので、使いすぎの心配が減るというメリットが期待できます。

個人信用情報機関を利用した審査が無い(誰でも作れる)

信用の担保が不要ということは、個人の信用力を審査する必要が無いということです。したがって、クレジットカードでは一般的である、個人信用情報機関を参照した審査は基本的にありません(2015年現在、例外もでてきましたので後述します)。

中学生を除く15歳以上という条件があることが一般的ですが、それにあてはまっている方が申し込めば、誰でもほぼ発行されます。

これまで現金主義を貫いてきた方や、過去に債務整理をされた等で、クレジットヒストリーが無い・もしくはネガティブ情報がついている方(いわゆるブラックリスト状態の方)でも発行されるということもあり、それも人気を助長する要因となっていると言えるでしょう。

ただし、100%完全な無審査というわけではなく、普通に銀行の口座を作るとき位の簡単な審査(と呼んで良いのかわかりませんが)程度はあり、ごく希にお断りされることもあるようです。近年はマネーロンダリング対策として、銀行の口座開設も多少厳しくなっていることが要因のようです。

しかしながら、繰り返しになりますがそれは希ですので、そんな時は他のデビットカードに申し込めば良いだけだと思いますが。

信用情報に登録するデビットカードも登場

2015年現在、個人信用情報機関を参照するデビットカード、イオンデビットカードが登場しました。

信用情報を参照する理由は、万一預金残高が不足していても、10万円までは信用(クレジット)で立て替える機能が搭載されているからです。10万まで与信(信用を与える)ために、信用情報が必要なわけですね。

信用情報に問題のある方は、こういった会社を避ける必要があります。とは言え、現時点に置いては他にありませんけれどね。

デビットカードはポイント還元率が低い

基本的に、デビットカードはポイント還元率が低い(0.2%前後)、もしくは全く無いことさえあります。還元が低いため、現金とほぼ同じく使えるようなイメージで考えると良いでしょう。

この点に関しては、還元率が高いクレジットカードが断然有利になります(最低0.5%、1%以上もざら)。年間数十万・数百万の利用になると、この差がすごく大きいですので。

とは言え、現金で支払っていれば還元率は全く0%なわけです。デビットカードを現金の代わりと考えれば、0.2%前後のおまけが付くので、そう考えれば十分ありと言えるでしょう。

VISA/Mastercard/JCB付きデビットは、クレジットカードとほぼ同じように使える

デビットカード普及の発端となったJ-Debitには、国際ブランドが付いていませんでした。しかし、最近発行しているデビットカードは、VISAやMastercard、JCBなどの国際ブランドがついたものが一般的になってきています。

これは、VISA/Mastercard/JCB等国際ブランドの加盟店で、デビットカードを使えることを意味します。VISA/Mastercardは世界最大級の加盟店を誇っていますから、これらの国際ブランドがついていれば、J-Debitとは比べものにならないほど、圧倒的多くの加盟店で使うことが出来ます。もちろん、ネットショップでも同様です。

J-Debit時代は、「このお店では使えるかなぁ」と不安に思うこともありましたが、国際ブランド付きであればその心配もほぼ不要なのが良いですね。

国際キャッシュカードとして使える

加えて、国際ブラン付きのデビットカードであれば、国際キャッシュカードとして使うことができます。国際ブランドのマークに加え、「PLUS」「Cirrus」などのマークがついた海外ATMで、現地通貨が引き出せるのです。

これ、非常に便利ですよね。

一部の支払には使えないこともまれにある

ケースとしては多くありませんが、必ずしもクレジットカードと全く同じように使える訳では無いことに注意が必要です。各デビットカード発行外によって多少異なりますが、一部の加盟店では引き落としに若干の時差があるため、使えないこともあります。

例えば、高速道路料金や、ガソリンスタンド、毎月の月額料金を決済するタイプの支払(プロバイダ料金等)など、各デビットカード発行会社が指定するものがあげられます。

これらの場所では絶対に使えないというわけではありませんが、利用に制限が入ることがある……と覚えておかれると良いでしょう。

とは言え、大抵の場所ではクレジットカードと同じく使えますのでご安心ください。

機能まとめ

  現金 デビットカード クレジットカード
還元率 0% 0.2%前後 0.5〜1%前後
支払い 即時 即時
※加盟店により、わずかなタイムラグがある場合も
1〜2ヶ月後
支払い回数 - 1回払い 1回払い、分割払い、リボ払い、 ボーナス払い等。
※加盟店により利用できる支払方法は多少異なる
限度額 お財布の中の現金の範囲 原則口座の残高の範囲 予め設定された限度額
※10万〜100万が多い
入会審査 - なし
※原則信用情報を参照しない
※希に発行会社独自の基準により見送られるケースも
※15歳以上など各社年齢制限はあり
あり
※個人信用情報機関を参照
年齢 - 15歳以上が一般的 18歳以上(高校生除く)
不正利用 保証無し 保証あり
※ただし暗証番号取引の不正利用は除く
保証あり
※ただし暗証番号取引の不正利用は除く

こうやって見てみると、クレジットカードとの比較と言うよりは、現金+αという見方をすると良いかもしれませんね。

人気のデビットカード

ここでは、有名企業が発行している、ポピュラーなデビットカードを簡単にご紹介します。多少のスペックの違いはありますが、クレジットカードほど、カードによって大きな差はありません。

ここで挙げているカードは還元も0.2%前後、大体15〜16歳くらいから申し込め、年会費がちょっと違うくらいです。ですので、発行会社のブランドや、ご自身でお使いの銀行が発行しているものを選ぶのも、良い方法だと思いますよ!

三菱UFJ-VISAデビット

ご存じメガバンクである三菱UFJ銀行が発行する、人気のVISAデビットです。国際ブランドして世界最大級の加盟店を誇るVISA付きなので、日本はもちろん、国外の豊富な加盟店でも使うことができます

三菱UFJ銀行に口座を持っていて、日本に居住している中学生を除く15歳以上から申し込めます。つまりは高校生でも作れます。

年会費は、初年度無料で、2年目以降は1080円(税込)です。なお、23歳までの間は、年会費無料。24歳以降でも、年間10万円以上使うと、翌年度の年会費が無料になります。

キャッシュバック機能もあり、ショッピング利用金額に応じた自動キャッシュバックが毎月受けられます。基本は0.2%のキャッシュバックですが、利用金額等の条件によりさらにアップも可能です。

こちらの画像のように、カードフェイスがシンプルで非常に良いのも、このカードの魅力。色が選べるの楽しいですね。

また、発行企業の信頼度は、大手銀行ということもありピカイチと言えるでしょう。

三菱UFJ-JCBデビット-2017/11/27 New!

2017年11月、三菱UFJ銀行からJCBデビットの募集が開始されました。執筆時点(2017/11/27)ではまだ先行受付期間中で、実際にカードが届くのは2017年12月以降になるようです。

こちらも同社のVISAデビットと同様に、デビットカード内でトップクラスの人気カードになる可能性があり、今が旬の注目カードです。

先ほどご紹介したVISAデビットとサービスは共通の部分も多くありますが、JCBデビットならではの特徴的な相違点を説明します。

利用できる加盟店が違う

国際ブランドがJCBになりますので、世界中のJCB加盟店で使えます。ちなみに日本国内でJCBは、従来より加盟店数で最大級と言われています(ただし体感的にはVISA/Mastercardも変わらなくなってきましたが)。海外では、明確にVISAの方が加盟店数が多いです。

決済だけに関して言えば、海外でも使う人はVISAデビットをお勧めしますが、日本の普段利用で使う人にとってはJCBデビットは良い選択肢となり得るでしょう。

なお、海外での現地通貨の引き出しについては、JCBデビットもVISAデビットとほぼ同様に使えます。というのも、Cirrus(シーラス)というMastercard系の世界的ATMネットワークに対応しているからです。

不正利用補償が大きい
VISAデビットは年間で最大100万円ですが、JCBデビットは1事故あたり500万円まで保証されます。私の様な銀行残高が少ない人には年間100万でも十分ですが(汗)、残高がある人にとってはメリットになると思います。
旅行保険が付帯する

「利用付帯」にて、海外旅行保険・国内旅行保険が、最大3,000万円まで付帯します。利用付帯というのは、国内・海外旅行に関する所定の料金をJCBデビットで支払った場合に適用されます。

還元率が良い

これがJCBデビットの目玉でしょう。VISAデビットは、基本が0.2%のキャッシュバック還元でしたが、JCBデビットはJCBのポイントサービスであるOki Dokiポイントが1000円利用につき1ポイント貯まります。

Oki Dokiポイントの還元率は、交換するアイテムによっても変動し、0.3%〜0.5%の還元率の幅があります。

私もJCBカードの長年の愛用者なのでOki Dokiポイントを何度も交換していますが、お勧めは電子マネーnanacoへの交換。Oki Dokiポイント1ポイントが nanacoポイント5ポイント(=5円)になるため、還元率0.5%になるからです。

それだけではありません。「Oki Doki ランド」という、JCBのポイント優待サイトがあるのですが、該当サイト経由で加盟ショップにてJCBデビットを利用すると、Oki Dokiポイントが2倍〜20倍貯まります。例え2倍であっても、楽天市場やAmazon.co.jpなどの定番の大規模ショップも対応しているので、多くの人が恩恵にあずかれるでしょう。

最大で0.5%還元相当+α(Oki Doki ランド分)というのは、クレジットカードと同等の還元率であり、本カードの優位性です。

楽天銀行デビットカード

ネット銀行として有名な、楽天銀行(旧イーバンク銀行)が発行しているデビットカードです。ATM手数料が割引になったり、1000円に2ポイント(0.2%)分、楽天ポイントとして還元されるなど、楽天銀行&楽天市場を利用する方にとってはお得です。

16歳以上から申し込み可能。年会費は1029円です。還元率が0.5%のゴールドもあります。

スルガVISAデビット

今は無き東京スター銀行のMastercardデビットと並び、VISAデビットの元祖とも言えるのが、スルガVISAデビットカードです。初期に発行を開始したため、発行当初はかなり話題になり、人気を博しました。

現在では他の大手も発行するようになったため、スルガVISAをあえて選ぶ理由としては、すでに口座を持っている人や、年会費が無料という理由でしょうか。

中学生を除く15歳以上から申し込み可能です。

まとめ

当サイトがクレジットカードの説明サイトだから……というわけでは無く、還元率を考慮すると、個人的には断然クレジットカードの方に軍配があがるのかなと思います。

でもそれは、あくまで一個人の考え方で、私がクレジットカードで支払いをすることに抵抗がないからということと、使いすぎを全く心配していないからだと思います(使いすぎたら生活できなくなるので、使いすぎ出来ないだけかもしれません(笑))。

すぐに引き落ちた方が良い、使いすぎないことが良い、というデビットカードのメリットが、クレジットカードのポイント還元率を上回るという考えも、十分理解できます。そのような方にとっては、デビットカードも良いと思っています。

クレジットカードユーザーの方でも、状況に応じてデビットカード……という選択肢もできるように、1枚くらいデビットカードを持っていてもよいのかもしれませんね。個人的には、メインバンクなので三菱UFJ-VISAデビットには興味があります。

本ページではご紹介しませんでしたが、冒頭で触れたJCBデビットは、まだ扱い銀行が少なすぎなので時期尚早かなと現時点では思います。

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