クレジットカードの仕組み
このページでは、クレジットカードの基本的な仕組みについてご紹介します。これから業界の事を知りたいという方や、仕組みを知らないままなんとなく使っていたという人は是非ご覧くださいね。
どうやってクレジットカードは成り立っているの?
まずは会員、加盟店、カード会社という言葉と、その関係を理解する必要があります。それでは早速、一つずつ順番に見てみましょう。
会員
会員とは、私たち利用者の事です。クレジットカード会社は、発行時に入会審査をし、それに通過した、いわば認めた人のみを会員にする事ができます。その審査基準も各社様々で、審査基準が厳しい会社もあれば、非常に甘い会社もあります。
加盟店
加盟店とはクレジットカードを使えるように、クレジットカード会社と契約をしているお店の事です。merchant(マーチャント)とも呼ばれています。簡単に表現すれば、カードが使えるお店と考えれば分かりやすいでしょう。
カード会社
そのままですが、クレジットカードの会社です。クレジットカードを発行している会社は「Issuer(イシュアー)」と呼ばれ、その会社名は、カード券面裏側に必ず表記してあります。間違えやすいのは、券面表にあるVISA(ビザ),MasterCard(マスターカード)等は発行会社ではありません。あくまでも券面裏側に電話番号と共に記載してある会社名が、イシュアー(カード発行会社)です。
※位置は決まっている訳ではありませんが、大体右図のように記載してあります。
※提携カードには、二つ以上の会社名が記載してあるものもあります。
関係図
それぞれの関係を図に表したものです。

上記図をご覧いただければ分かると思いますが、要は立替払いの仕組みです。会員は、手持ちのお金が無くともクレジットカードで支払いをする事ができ、加盟店は後日、その金額をカード会社に請求します。そしてカード会社は、指定の日時に支払うよう、改めて会員に請求するのです。
クレジットカード会社は、会員に信用を与え、立替払いをしています。ですから、支払いに延滞が発生すると信用が低下し、強制解約や利用制限をされる場合もあります。こんな事にならない様、延滞には気をつけましょう。
カード会社はどこから利益を得ているの?
クレジットカード会社の利益は、大きく分けると加盟店からの手数料収入と、会員からのキャッシングやカードローンの手数料収入が挙げられます。
加盟店からの手数料収入
会員がクレジットカードで買い物をした分の数パーセント(一般的には3%〜7%程度)が、カード会社の手数料として入ります。パーセンテージの割合は一律ではなく、契約の際に取り決められます。また、国際ブランドによってもパーセンテージが異なる場合があり、例えばVISA、MasterCardは3%でも、JCBやAMEXは5%といった場合もあります。
基本的にはVISA、MasterCardは手数料が低率ですが、JCB・AMEX・Dinersは高率です。特に海外では、手数料が高いAMEXを出したら「VISAは持ってないか?そっちで払ってくれないか?」等と言われる事もあるようです。
会員からのキャッシングやカードローン、リボ、分割の手数料
実はこれらの手数料が、かなり大きな利益をもたらすと言われます。皆さんも、クレジットカード会社から、「リボ払いをすると○○ポイントプレゼント!」や「今ならカードローンがキャンペーン中!」などといった「お金借りてダイレクトメール」(笑)が届きませんか?これも悪く言うと、餌をまいて手数料収入が見込める支払い方法を増やしたいからに他なりません。
特に最近は、ショッピング利用可能枠よりもカードローンやキャッシングの利用枠の方が大きくなっている会社も増えていますね。あまりうれしくないと思う人も多いと思いますが…。ちなみにその場合でも、電話をすれば限度額を下げてもらう事が可能です。
加盟店はどこから利益を得ているの?
カード会社が利益を得る事が出来る仕組みは簡単にご理解いただけると思いますが、加盟店はどうでしょう。クレジットカード会社に手数料を取られてしまったり、その場ですぐに現金が手に入らなかったりで、良い事など全く無さそうに見えます。しかし、実は加盟店にとっても目には見えないたくさんのメリットがあるのです。
販売機会損失の回避
消費者の欲しいもの(またはサービス)があった時に、手持ちの現金がなくても購入できるのがクレジットカードのメリットです。現金が足りずに購入する事ができない場合でも、クレジットカードを持っていれば、立て替え払いで購入できてしまいます。しかも、ほとんどのクレジットカードが一括払いの他に分割払い・リボ払いが選べるので、支出の波を穏やかにする事も可能です。
「消費者が欲しい商品をすぐ買える」という事は、加盟店側からすれば、販売の機会を逃さないという事になります。つまり機会損失を回避する事に繋がり、売り上げもアップするのです。
また、現金を必要としなくても買い物ができるので、気が大きくなり、消費金額が上がる効果もあります。これもまた、売り上げアップに一役買っています。
お金の管理費の軽減
実は、お金を管理するのは非常に大変なもの。お金の移動等の取り扱いには危険も伴いますので、たくさんの現金を扱う店舗では、警備会社に依頼しなくてはなりません。また、レジに多額の現金を置いておく事は、防犯上の問題もあります。
クレジットカードが使用できれば、レジに多額の現金が存在する可能性も下がりますし、現金自体のやり取りが少なくなるため、つり銭の受け渡しミスの絶対数も減少します。つまる所、結局はお金の管理費が浮くというメリットがあるのです。
他店との差別化の為
「クレジットカード払いができなければ、そのお店では買わない」という人も、意外な程たくさんいるのがWEB上のアンケート結果で明らかになりました(ソースとなるサイトは失念してしまいました、ゴメンナサイ)。特にマイルを貯めている人や、出費をできる限り一本化したい人、クレジットカードを家計簿がわりにしている人に、その様な考えは多い様です。
そういった人達にも利用してもらえるメリットと同時に、クレジットカードが使えるというだけでも、使えない店と比較して差別化を図れます。今日では、クレジットカードを使える方が当然な時代になってきていますので、使えない事による顧客満足度の低下の方がデメリットと言えるでしょう。(でも、その分安ければいいですけれどね)
