銀行系・流通系・信販系!?クレジットカードの系列について

クレジットカードには、発行会社の運営業態・母体によって、いくつかの系列に分類されます。もちろん系列によって、クレジットカードの基本的な使い方・機能が異なるようなことはありませんが、多少の傾向の違いはあったりします。

クレジットカードを作る際の豆知識として、こんな系列の分類があるんだなぁと、知っておくだけでも損はありませんので、ここでご紹介したいと思います。

銀行系

銀行のグループ会社(銀行が株主・親会社であることも)によって発行されるクレジットカードが、銀行系と分類されます。 昔は銀行法の規正により銀行が直接クレジットカードを発行できませんでした。そのため、銀行のグループ会社を通じてカードが発行されていたという背景があり、銀行系が増える要因となりました。

1枚は持っておきたい信頼の銀行系

銀行は、私たち庶民でも日常的にお世話になる存在。例えば給与の預け先として、住宅ローン等の各種ローンの融資をしてもらう先として、誰しも必ず利用しています。個人だけで無く、企業にとっても取引銀行は必須ですし、銀行の融資がなければやっていけない企業もたくさんあります。

そんな重要な役割を担う銀行ですから、私たちにとっては一般的な営利企業よりもお堅く、やや公的なイメージの印象も。ですから、信用・信頼性も高い機関と言えるでしょう。(実際は銀行もただの営利企業で、普通に潰れることもありますが)。

銀行系カードは、他のどの系列のクレジットカードよりも、ある種の信頼性が高いイメージがあると考えられます。世界中のどこでカードを出しても恥ずかしくない、代表的なクレジットカードの系列。お高めなホテルやレストラン、デートなどで、最もスマートに出せる印象もあります。お財布の中に、1枚は入れておきたいですね。

還元率はあまり良くない

後述する流通系や、比較的新しめのクレジットカードでは、還元率が1%以上あるということも珍しくありません。しかし、銀行系の還元率は0.5%であることが一般的。20代限定、女性限定、リボ払い限定などで、還元率を高めていることもありますが、大抵は0.5%還元であることがほとんどなのです。

銀行系は1枚は持っておきたいですが、ポイント還元率を目的にたくさんの枚数を持つのはあまり良い選択とは言えないでしょう。特に、銀行系ゴールドカードはサービスも似通っているため、複数持つのは無駄であることも多いです。

審査が厳しめ

銀行系クレジット会社は、数ある系列の中でも審査が厳しめというのが業界の通説です。おそらくその点も、銀行系クレジットカードのステータス性に一役買っていたのでしょう。

たしかに、昔はパート・アルバイトなどでは作りづらかったなどと聞きますが、最近ではそれほど大きな差は無いように私は思います。

銀行系であっても、クレジットヒストリーが最低限あり、数年の勤続年数があれば、普通に作れる時代になっています。欲しければ、臆する必要はありません。

アッパーゴールド等のステータスカードも

銀行系のいくつかのクレジット会社は、プラチナカードなどの上級カードを発行しています。流通系でもプラチナカードはありますが、どうしても銀行系のプラチナカードの方が、ステータスカードの話題の中心となります。

流通系のプラチナカードはサービス等利便性のために持ち、銀行系のプラチナカードはステータスも含めて持つという考えもあるようです。いずれにしても、上を目指したいなら銀行系は外せません。特に、JCB、三井住友カード、CITカード、ダイナースクラブカード、アメックスあたりが話題になります。

銀行本体発行

昔と違い、現在では銀行が直にクレジットカードを発行することが可能となっています。そのため、グループ会社を通さずに、銀行本体がカードを発行しているケースもあります。

その場合、銀行なので銀行系と言っても間違いでは無いと思いますが、特に「銀行本体発行」として区別できます。とはいっても、銀行系クレジットカードのFCとして発行したり、VJA(Visaの日本の代表的機関)に加盟して発行していることが多いようです。

当サイトの、銀行系の代表クレジット会社の解説ページ

流通系

小売業者業者・もしくはそのグループ会社が発行するクレジットカードが、流通系と分類されます。ちなみに小売業者とは、商品を消費者に売って利益を上げる業者、つまり簡単に言えばお店などを想像していただければわかりやすいと思います。

例えば私たちも出向くことが多いのですが、スーパーマーケットや百貨店などで出しているクレジットカードは、大抵流通系に分類されます。

発行元の会社・店舗でお得(還元率が良い)

流通系の会社が発行するクレジットカードは、なんと言っても発行元に関わる会社・店舗でお得になることです。例えば特定の日・特定のキャンペーン日に割引などの還元が受けられれるのは普通で、中には常時割り引きになるようなカードすらあります。

その会社・店舗をよく利用する人にとっては、必須のカードと言えるでしょう。特に毎日使っているようなスーパーなどと提携しているカードは効果絶大です。

取得が比較的容易。最初の一枚目にも

流通系は最初の通り小売業者関連の会社が発行するクレジットカードですので、その対象は一般消費者。つまり、様々な属性の人がターゲットとなっています。そして、申込者のほとんどは、そのお店を利用している、いわばお得意様です。

お店のお得意様を審査に落としまくっていたら、囲い込むこともできませんし、商売にも影響します。そのため、比較的作りやすいのが流通系の特徴の一つです。

中でも、流通系クレジットカードを発行しているお店によっては、ターゲットが明確になっている場合があります。例えばスーパーであれば主婦の方、ファッションビルなら20-40代の女性などです。審査にお悩みの方は、ご自身がお店のメインターゲットユーザーであるカードを申し込むと、より有利になるでしょう。

信販系

信販会社が発行するクレジットカードが、信販系と呼ばれます。信販会社とは、信用(クレジット)で立て替え払いをする事業を行う会社です。

それではクレジットカード会社は全部信販会社ではないか?と思われる方もいるかもしれませんが、それは違います。クレジットカード以外も含め、総合的なクレジットサービスを提供している会社を、特に信販系と呼んでいるんですね。

例えば、オートローン(自動車ローン)やショッピングローンなどがおなじみ。これらを利用する際に、信販会社と接する機会が最も多いかもしれませんね。最近では、一部の賃貸保証にも進出してきているようです。

個別方式のクレジットで、クレヒス構築にも

信販系の会社は、クレジットカードに関しては特筆すべき事はありませんが、関連する項目として特筆すべきは、クレヒス構築に使えることでしょう。

例えば過去に大きな延滞をして、ブラックリスト状態の方には、クレジットカード発行は厳しいです。また、ブラックリスト状態が明けたばかりの、信用情報が真っ白の方も、カードが作りづらかったりします。

しかし、クレジットカードよりも契約金額の低い個別方式のクレジット、つまりショッピングローンであれば、少しは通りやすいのです。(信用情報の度合いにもよりますが)

これも延滞せずに支払えば立派なクレジットヒストリーとなりますから、“修行”用に使えるというわけです。例えば家電量販店などで電化製品を購入する際に、使ってみるのも良いでしょう。

交通系

主に交通に関する会社またはそのグループ会社が発行するクレジット会社が、交通系と分類されます。

その交通機関を利用する人には大きなメリットが

交通系のクレジットカードは、なんといっても自社(もしくはグループ会社)の交通機関を利用する際の優待・割引サービスが魅力。

例えばJR東日本のビューカード。改札でのオートチャージ機能や、定期券との一体化、JR東日本関連での決済でポイント3倍と、圧倒的有利な機能がついています。

逆に言えば、使わない人には全く利はありませんが、使う人にはお得になる……そんな系列です。

当サイトの、交通系の代表クレジット会社の解説ページ

消費者金融系

その名の通り、消費者金融業を主体とするクレジット会社が分類されます。この系列は、クレジットカードにおいては絶滅危惧種です。以前は武富士が発行していましたが、現在は私の知る限りではアコムだけです。

最も審査の門戸が広い

もともとが、クレジットカードよりもローンの方が、申込者の門戸を大きくひろげています。金融商品のサービス上、パート・アルバイトなどの人も多いからです。

どうしてもカードが必要だけど、銀行系はもちろん流通系などでも難しい……という場合は、消費者金融系が一つの選択になるでしょう。

当サイトの、消費者金融系の代表クレジット会社の解説ページ

その他分類

外資系

外資によるクレジット会社を、外資系クレジット会社と呼びます。ただし、本ページの分類とはちょっと違う分類方法として、です。

現在外資系で有名なのは、アメックスでおなじみのアメリカン・エキスプレス社です。これらの会社は外資でかつ銀行資本。つまり、銀行系なんですね。銀行系でありながら、外資系という分類でもある、とお考えください。(旧シティカードジャパンも外資系でしたが、現在はシティグループと資本関係が無くなり、外資系では無くなりました)

外資系は謎審査!?

外資系の会社は、利益に対して冷静な目を持っているのか、少し謎審査なところがあるように思います。例えばアメリカン・エキスプレス社。同社は、過去に多少の信用情報の問題があっても、現在の属性が高ければ可決する例も見受けられます。最も驚いたのは、CICに異動がついていても発行されたケース。普通はなかなか考えられません。

在籍確認が無い場合が多いらしい

外資系クレジット会社は、在籍確認が無いことが多いようです。明確な統計があるわけではありませんし、絶対無いというわけでは無いので注意が必要ですが、面白いですよね。

銀行系・流通系・信販系!?どれが良いの!

これまでいろいろな系列を見てきましたが、優劣という秤にかけることは出来ません。ここまでの説明の通り多少の傾向はあれど、それよりも大事なのは、どのクレジット会社を選ぶかということだからです。

本ページで、このような系列があると言うことを認識していただいた上で、カード選びの際に「あっ、これは○○系だな」と思っていただければそれで十分と思います。

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サイト内記事:日本のVisaの盟主的存在:三井住友カード

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